全講座の一覧

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山崎豊子
沈まぬ太陽

『沈まぬ太陽』の山崎豊子

講師

加藤新

かとう しん
新潮社管理本部 本部長。1962年東京生れ。1985年早稲田大学第一文学部卒業、新潮社入社。週刊新潮編集部に配属され、特集班の記者、デスク。山崎豊子「沈まぬ太陽」の5年にわたる連載で編集担当を務めた。その後出版部編集長、出版企画部長などを経て現職。

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小説講座

エンタメ小説のための文章読本

「分かりやすい文章」「伝わる表現」といった文章術指南は数々あれど、小説の文章表現の勘所を系統的に学ぶ機会は少ないものです。しかし、物語という虚構に読者を誘う小説の文章にこそ、「いかに語るか/どう書くか」という技巧が求められます。とりわけプロットが重視されるエンタメ小説では、視点と人称の戦略的な選択と活用、描写と説明の効果的な使い分けのほか、比喩、会話などの文章表現にも、たくらみに満ちた仕掛けをほどこすことが不可欠です。講師は数多の人気作家に伴走し、新人育成経験も豊富なベテラン編集者。多数の例文解説と練習問題で理解を深めつつ、実践的に学び、「創作のための文章力」を鍛えましょう。

講師

佐藤誠一郎

佐藤誠一郎

1955年生まれ。編集者。新潮社出版部長、新潮文庫部長などを歴任。「新潮ミステリー倶楽部」他三つの叢書を手がけるとともに、「日本推理サスペンス大賞」をはじめ五つの文学新人賞を立ち上げた。佐々木譲、髙村薫、宮部みゆき等の担当として作家に伴走するとともに、エンタメ文芸を中心に新書、ノンフィクションまで幅広いジャンルを手がける。長らく小説創作講座で添削を含めた指導に取り組んできた経験も活かし、2022年9月、『あなたの小説にはたくらみがない―超実践的創作講座―』(新潮新書)を刊行。

 

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小説講座

小説新人賞に挑む!全技法徹底分析

小説の構造分析から導き出す、実践的創作講座です。エンタメ小説の書き方には客観的な「決まりごと」が実はあるのです。編集者キャリア40年。数々の名作・ベストセラーを生み出し、出版界にその名が轟く伝説の編集者が、技法のすべてを授けます。初心者はもちろん、執筆に悩み、挫折しそうな方も是非!

講師

佐藤誠一郎

佐藤誠一郎

1955年生まれ。編集者。新潮社出版部長、新潮文庫部長などを歴任。「新潮ミステリー倶楽部」他三つの叢書を手がけるとともに、「日本推理サスペンス大賞」をはじめ五つの文学新人賞を立ち上げた。佐々木譲、髙村薫、宮部みゆき等の担当として作家に伴走するとともに、エンタメ文芸を中心に新書、ノンフィクションまで幅広いジャンルを手がける。長らく小説創作講座で添削を含めた指導に取り組んできた経験も活かし、2022年9月、『あなたの小説にはたくらみがない―超実践的創作講座―』(新潮新書)を刊行。

 

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小説講座

小説新人賞を獲る!超実戦アプローチ

書く技術の向上に不可欠なのは、優れた作品を分析的に読み、「テクニックやテーマの深め方」を学びとること。古今東西の名作や話題作を具体的に読み解きながら、その応用のコツまで伝授します。長らく新人作家の発掘と育成に携わった名編集者の手引きで、最終選考に残る小説へと自作を磨き上げましょう。

講師

佐藤誠一郎

佐藤誠一郎

1955年生まれ。編集者。新潮社出版部長、新潮文庫部長などを歴任。「新潮ミステリー倶楽部」他三つの叢書を手がけるとともに、「日本推理サスペンス大賞」をはじめ五つの文学新人賞を立ち上げた。佐々木譲、髙村薫、宮部みゆき等の担当として作家に伴走するとともに、エンタメ文芸を中心に新書、ノンフィクションまで幅広いジャンルを手がける。長らく小説創作講座で添削を含めた指導に取り組んできた経験も活かし、2022年9月、『あなたの小説にはたくらみがない―超実践的創作講座―』(新潮新書)を刊行。

 

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小説講座

小説の技法 基礎の基礎

小説は自由なメディアです。何をどのように書こうとも、誰からも注文を付けられる筋合いはありません。でも「面白い小説」「人に読んでもらえる小説」を書くには、いくつもの押さえておくべきコツがあります。本講座では、これから小説を書いてみたい、書き始めて間がないという方を対象に、そうしたコツの数々を全5回で伝授します。

講師

上田恭弘

1960(昭和35)年、島根県松江市生まれ。京都大学文学部哲学科卒。1985年新潮社に入社。文庫編集部、出版部、小説新潮編集部(編集長)、電子書籍事業室(室長)などにて、文芸を中心にしつつエッセイ、ノンフィクション、学芸まで幅広くカバーし、多くの作家と接する。担当した石田衣良『4TEEN』が直木賞受賞、乙川優三郎『五年の梅』が山本周五郎賞受賞、ドナルド・キーン『明治天皇』が毎日出版文化賞受賞。

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インタビュー
ノンフィクション

インタビューの技術――ノンフィクションという仕事

第一線を走り続ける、大宅賞受賞ノンフィクションライターのお二人が、豊富な経験から身に付けたインタビューの手法を明かします。人に会い、話を聞き出すーー。インタビューの技術は様々な場面に応用でき、人生を豊かにしてくれる仕事術です(全2回)。

講師

野村 進

ノンフィクションライター、拓殖大学国際学部教授。1956年東京都出身。上智大学外国語学部英語学科中退。1978〜80年、フィリピン・マニラに留学。81年『フィリピン新人民軍従軍記』(講談社+α文庫)でデビュー。97年『コリアン世界の旅』(講談社文庫)で大宅壮一ノンフィクション賞と講談社ノンフィクション賞をダブル受賞。99年『アジア 新しい物語』(文春文庫)でアジア太平洋賞受賞。アジア太平洋各地の日本人や在日外国人、先端医療、老舗企業など幅広い分野でノンフィクションを執筆してきた。主著に『日本領サイパン島の一万日』(岩波書店)、『救急精神病棟』(講談社文庫)、『調べる技術・書く技術』(講談社現代新書)、『千年、働いてきました』『出雲世界紀行』(以上、新潮文庫)など。

稲泉 連

ノンフィクションライター。1979年東京生まれ。早稲田大学第二文学部卒。2005年、『ぼくもいくさに征くのだけれど 竹内浩三の詩と死』で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。著書に『「本をつくる」という仕事』『命をつなげ 東日本大震災、大動脈復旧への戦い』『アナザー1964 パラリンピック序章』『廃炉 「敗北の現場」で働く誇り』などがある。

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校閲
翻訳

校閲講座

誤字脱字、事実の誤り……懸命に書いた文章が、それだけで台無しになる情けなさ。それを救うのが校閲のワザ。でもそれはどこで、どうやって学べばよいのでしょうか。お任せください、新潮社の校閲部がその手ほどきをいたします。校閲畑40 余年の講師が、校閲とは何か、どのように行うのか、注意しなければならない点は、などなどを現場の話も交えてお教えします。

経験が無くても大丈夫。経験のある方も大歓迎。全6 回の講義(前後各3 回)は、前半3 回で校閲という仕事にまつわるお話やクイズ、後半3 回は校閲実技を体験する形で展開して参ります。学生・出版関係者・一般社会人を問わず、どなたでも参加できます。

講師

井上孝夫

1954(昭和29)年神奈川県生まれ。東京大学文学部言語学科卒業。1976年新潮社入社。2014年まで新潮社校閲部部長。『小説新潮』『新潮』『週刊新潮』『芸術新潮』『FORESIGHT』ほか、ほぼすべての新潮社の出版物に携わる。著書に『その日本語、ヨロシイですか?』、多言語学習愛が詰まった珠玉の一冊『世界中の言語を楽しく学ぶ』(ともに新潮社刊)がある。2016年7月より「新潮社の校閲講座」講師をつとめる。2018年に「井上孝夫の翻訳校閲ゼミ」、2019年より「井上孝夫と語ろう 翻訳のための多言語レッスン」主宰を務める。

飯島秀一

1960年生まれ。東京都出身。早稲田大学第一文学部日本史学科卒。1987年新潮社入社。入社以来校閲部に属し、雑誌『新潮』『新潮45』、辞典、単行本、広告、webまであらゆる出版物、文字ものの校閲を担当。2014~2021年6月まで校閲部長を務める。現在も日々出版物の校閲を行う。

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校閲

校閲体験講座

新潮社は約460人いる社員や嘱託、契約社員のうち、50人くらいが校閲部に所属しており、数ある出版社の中でも多い方です。新潮社の創業者は今の大日本印刷で校正の仕事をしていたということもあり、校閲という部門をとても大事にしています。

本講座では、文芸とジャーナリズムを二本柱にした出版校閲の現場で校閲部員が日々気を配っているポイントを中心にお話しします。実際の原稿を使って校閲実技も体験して頂きます。校閲という仕事を体験し、本や言葉への新たな興味や発見が生まれる講座です。「新潮社の校閲講座」初代講師で、校閲者歴40余年の新潮社校閲部前部長井上孝夫によるテキストからも抜粋した資料を配付します。大先輩の知恵と経験が詰まったテキストと、現役の第一線で働く世代が日々直面している事柄と、両輪でお話しできればと思います。

講師

日埜英気

1977年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。2004年新潮社入社。校閲部に配属されて以来、『新潮』『新潮45』『週刊新潮』などの校閲を担当。ノンフィクションや文芸の単行本の校閲担当を経て、現在は新潮文庫を主に校閲している。2019年7月~「新潮社の校閲実践講座」では第2回「ノンフィクションを校閲する――的確な言葉と事実確認」の講師を担当。2020年~「新潮社の校閲体験講座」の講師を務める。

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DTP
組版
編集

組版講座

出版社にはそれぞれ組版について、独自のハウスルールを持っています。中でも新潮社の組版は、他社の編集者が見本にするくらい、業界内でも評判の美しい組版として知られてきました。ルールのひとつひとつを取り上げると、ごく当たり前のことばかりですが、その背景には、「見た目に美しい」ことはもちろん、なにより「読みやすい」版面を構築するために、編集者、校閲者が100年にわたって積み上げてきた経験値が凝縮されています。

活版、写植、電算写植(CTS)、CTPという時代を経て、DTPによって編集者自身が組版を手掛けることになった今、これまで印刷所任せにしてきた組版の「責任」が編集者自身の手に委ねられることになりました。ソフトの進化で、素人でも簡単に組版ができるようになったとはいえ、やはりそこには長年培われた「経験値」と「技術」、そして「美意識」も求められます。また、失敗した具体例を見ながら、DTPならではの「落とし穴」を検証してみます。

講師

金川 功

1959年和歌山県生まれ。新潮社入社以来、「芸術新潮」「SINRA」「とんぼの本」など一貫してビジュアル関連の雑誌、書籍の編集に携わる。同社企画編集部では写真集や画集などビジュアル関連の書籍を中心に編集。2005年頃から現場にInDesignを導入し、編集者自身がDTPに携わるワークフローを構築。DTPによる書籍編集や組版について、社内外を問わず、伝統的な新潮社の組版についてのセミナーや執筆活動なども行っている。現在は営業部デジタル編集支援室長として、新潮社の書籍のDTP組版を指導しながら請け負う。

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校閲
漢字

漢字講座

『新潮日本語漢字辞典』を10年以上かけ企画編纂。漢字検定一級保持者の名物校閲者による、唯一無二の漢字講座です。全10回の予定は以下の通りです。第1回「固有名詞の異体字」第2回「漢字に強い校正者養成講座」第3回「実技編“辞典を使いこなす”」第4回「いま知っておきたい常用漢字のすべて」第5回「プロが教える「漢字にまつわる最重要語30」」第6回「世にも悩ましい「漢字の使い分け」」第7回「『新潮日本語漢字辞典』のすべて」第8回「迷ったときの「漢字の調べ方」第9回「難読漢字制覇」第10回「漢字は日本語である」

講師

小駒勝美

1954(昭和29)年東京都生まれ。新潮社校閲部勤務。慶應義塾大学商学部、文学部卒業。1989年新潮社入社。日本語を読むための漢字辞典『新潮日本語漢字辞典』を企画、執筆、編集する。漢字検定一級。JIS漢字委員、校正記号委員を務めた。著書に『漢字は日本語である』(新潮社)、『日本語文字・表記の難しさとおもしろさ』(共著・彩流社)。新潮社校閲部では7年の間文芸誌に携わる。『新潮日本語漢字辞典』刊行の後、文芸書、新潮選書など広く手掛ける。2016年7月より「新潮社の漢字講座」、2018年より単発の体験型漢字イベント「新潮社の漢字講座〈スペシャル体験編〉辞典の王者『大漢和辞典』『康煕字典』に挑戦!」等の講師も務める。

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デザイン
装幀

新潮社名作デザインの歴史

新潮社は、古くから社内に「装幀室」をもうけ、内部でデザインを製作してきました。多くの作家から高評価をいただき、数々の名デザインが、出版史に大きな足跡を残してきました。今回は、その装幀室で長くデザインを担当・統括してきたOBの髙橋千裕さんを講師に、往時を回想し、講師秘蔵の貴重本や豪華装幀本や新潮社資料室収蔵の「現物の本」をお見せしながら、新潮社の装幀の歴史と造本の基礎をレクチャーします。

書物の細部まで手に取るようにとらえた、動画配信講座ならではの感動的カメラワークにも注目です。髙橋千裕元室長とともに、新潮社で数々のヒット作を世に出してきたベテラン編集者の森重良太が司会をつとめ、編集者視点のブックデザイン論もナビゲートします。

講師

髙橋千裕

新潮社で装幀、広告制作のインハウスデザイナーとして携わり、単行本、全集、文庫本2000冊余の装幀と、多くの宣伝物を手掛ける。2014年6月退職。同年11月に、42年間の仕事を振り返る展覧会として、Gallery5610(表参道)にて「装幀と塑造―髙橋千裕の仕事―」と謳い、300冊の装幀本と塑造作品30点を展示した。現在は装幀および造形作家として、1990年代より知遇を得た多くの美術家に触発されて美意識探求の活動を続けている。

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デザイン
装幀

社内装幀者という仕事

新潮社では古くから社内に装幀室を設け、内部でデザインを製作してきました。全集、新潮文庫、新潮新書、今も読まれる多くの名作を生んだ「純文学書下ろし特別作品」に代表される叢書の数々――。

数千冊以上新潮社の装幀を手掛けた、前装幀部長がハウスデザインの哲学を明かします。新潮社の装幀部を40年以上率いた“親方”で社内装幀者の大森講師が、昭和~平成~令和と携わってきたデザインの現場には、残酷かつダイナミックなイノベーションの変遷や、時代とともに変わった本のあり方とその理由、さらに「ブランディングとは?」「ベストセラーとは?」まで、すべての「ものづくり」とビジネスに通底する不変の教訓に満ちています。

講師

大森和也

桑沢デザイン研究所を経て1977年新潮社入社。以降、多くの装幀を担当。 新潮社装幀部初代部長をつとめる。現在も新潮社の出版物の装幀を数多く担当する。

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蓮池薫
韓国

韓国文化の勘所

蓮池薫さん(新潟産業大学准教授)による、唯一無二の韓国文化案内!

国旗と儒教の関係は? ハングル文字を作った名君の意図とは? 全羅道の人が慶尚道の食堂に入ったとき二度驚く理由は? 半島を知り尽くす蓮池薫さんが、韓国文化を形作る、ものの見方・言語・地理・自然・歴史などを、広く易しく解説します。隣国文化の勘所を掴めば、その魅力をいっそう体感できるはず。スライド満載、韓国ビギナー向けの講義です。

講師

蓮池薫

1957年新潟県柏崎市生れ。新潟産業大学准教授。’78年中央大学法学部三年在学中に拉致され、24年間、北朝鮮での生活を余儀なくされる。2002年帰国後、同大学に復学し、’08年、卒業。’09年、『半島へ、ふたたび』(新潮社)で新潮ドキュメント賞受賞。’13年、新潟大学大学院現代社会文化研究科社会文化論専攻(韓国・朝鮮史)博士前期課程修了。『蓮池流韓国語入門』(文春新書)、『私が見た、「韓国歴史ドラマ」の舞台と今』(講談社)、『拉致と決断』(新潮社)、『孤将』『私たちの幸せな時間』(新潮社)など、著訳書多数。

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イスラム
中東

宮田律の中東・イスラム講座

今世紀中にはイスラム教徒の人口が世界の1/3を占め、キリスト教を抜いて世界一になると見られています。もはやイスラムを知ることは「世界を知ること」なのです。前半の講義で中東・イスラムの基本を押さえた後、後半はスライドと肩の凝らない話で視覚的感覚的に理解していきます。

講師

宮田律

現代イスラム研究センター理事長。

1955(昭和30)年山梨県生まれ。1983年、慶應義塾大学大学院文学研究科史学専攻修了。米国UCLA大学院修士課程(歴史学)修了。静岡県立大学などで教鞭をとった。専門は現代イスラム政治研究、イラン政治史。『イスラムの人はなぜ日本を尊敬するのか』(新潮新書)、『オリエント世界はなぜ崩壊したか』(新潮選書)、『武器ではなく命の水をおくりたい 中村哲医師の生き方』(平凡社)、『イスラムがヨーロッパ世界を創造した』(光文社新書)『人口から見た宗教の世界史』(PHP新書)『アメリカのイスラーム観 変わるイスラエル支持路線』(平凡社新書)など著書多数。

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編集者

編集者の醍醐味 ――「こんなこと起こるんだ」と思ったいくつかの場面

編集者の醍醐味の最たるものは、「会いたい人に会える」ことと、「お金では決して買えない経験ができる」ということだと思っています。そんな経験のいくつかをご紹介しながら、文芸編集者の仕事についてお話しします。

講師

新井久幸

1969(昭和44)年東京都生まれ、千葉県育ち。京都大学法学部卒。在学中、推理小説研究会、通称ミステリ研に所属していた。1993年、新潮社に入社。「新潮45」編集部、出版部を経て、2010年から六年間「小説新潮」編集長を務めた。2022年11月現在、出版部副部長。著書に『書きたい人のためのミステリ入門』(新潮新書)がある。

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エッセイ
文章講座

600字からはじめる 初めてのエッセイ講座

メールやブログなどの身近な文章を、すてきな「エッセイ」に発展させませんか。ひとに伝わる文章のコツをベテラン編集者が伝授します。まずは「600字」から。各回約15分と気軽にご視聴頂けます。全6回のカリキュラムは以下の通りです。第1回  「エッセイ」ってなに? 【無料版】 第2回 なぜ「600字」なの? 第3回 エッセイは「ジグソーパズル」 第4回 「序破急」の極意! 第5回 やってはいけない言い回し 第6回 題材の見つけ方/コンテストに応募しよう!

講師

森重良太

日本大学法学部新聞学科卒業後、1981年、新潮社入社。

週刊新潮編集部、出版部、メディア室、音楽誌「グラモフォン・ジャパン」編集長、コミック編集室長などを歴任。

その間、旧「新潮講座」エッセイ教室のほか、大学や市民講座などで、エッセイ・文章教室の講師もつとめる。

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作家
新田次郎

「意」の人――新田次郎さんのこと

「意」の人、「熱気」の人、そして、「義」の人だった――。

『強力伝』『八甲田山死の彷徨』『アラスカ物語』……名作を世に問い続け、絶頂期に世を去った小説家・新田次郎。気象庁に勤務し長く二足のわらじを履きながら、山岳小説というジャンルを切り開き、現代小説、時代小説とジャンルの幅を広げ、当代一流の人気作家となってから後も、旺盛な執筆活動と徹底した取材を続け、その傑作の数々は、2023年に生誕111年を迎えてなお、新しい読者の心を掴み続けています。

ぼくは新田さんに育てられた――そう述懐する担当編集者が、1970年代の熱気をまとった濃密な日々を、初めて振り返ります。

講師

宮辺尚

1946年東京生まれ。日本ユニ著作権センター代表取締役。1970年、東京大学文学部倫理学科卒業、新潮社入社。 以後30年間、出版部、「新潮」編集部、「小説新潮」編集部で編集者として作家を担当したのち、出版総務・著作権管理部署に異動、2009年著作権管理室長を最後に定年退職。 日本ユニ著作権センターに勤務し、2012年代表取締役に就任。 元日本書籍出版協会知財委員会幹事、元財団法人新潮文芸振興会事務局、元公益財団法人新田次郎記念会事務局長。

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翻訳

小田島恒志の翻訳講座 『欲望という名の電車』をめぐって

戯曲翻訳の第一人者による解説。テキストは、あの名作『欲望という名の電車』です。作品の背景、新旧翻訳の比較、原語のニュアンスを正確に伝えるための工夫、上演台本ならではの苦労話などなど。言葉や異文化理解の面白さを味わえる講義です。講義の主なポイントは以下の通りです。・これまでの翻訳とどこが違うのか ・そもそも「欲望」とは? ・「極楽」か「天国」か ・「フランス」を意識 ・翻訳では伝えきれない意味 ・「Graves」という名のイメージ ・ブランチが「先生」であること ・差別表現、敬語 ・名前の呼びかけをどう訳すか ・定番の解釈をめぐる議論

講師

小田島恒志

1962年東京生れ。英文学者、翻訳家。早稲田大学大学院博士課程、ロンドン大学大学院修士課程修了。現在、早稲田大学文学学術院教授。戯曲翻訳により湯浅芳子賞受賞。

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ヘミングウェイ
翻訳

翻訳について、ぼくが語れる二、三の事柄

まだ、翻訳とは何か、わかっていないような気がする――第一線を走り続けて50数年、翻訳家・高見浩さんが初めて語る、翻訳で最も大切なこと。

ヘミングウェイ『われらの時代』から、トマス・ハリス『ハンニバル』まで――50年を超えるその訳業は、エンターテインメントから純文学まで幅広く、百数十冊に及ぶ。名実ともに翻訳界のトップランナーである氏の初めての翻訳論。

講師

高見浩

高見浩

東京生れ。出版社勤務を経て翻訳家に。主な訳書に『ヘミングウェイ全短編』『日はまた昇る』『老人と海』『羊たちの沈黙』『ハンニバル』『ホット・ゾーン』『北氷洋』など。著書に『ヘミングウェイの源流を求めて』がある

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佐々木譲
無料配信

『裂けた明日』×『あなたの小説にはたくらみがない』刊行 「新潮社 本の学校」開校記念 佐々木譲さんVS.佐藤誠一郎さん対談

2010年『廃墟に乞う』で直木賞を受賞した作家・佐々木譲さんの担当編集者を、新潮社で長く務められた佐藤誠一郎さん。とりわけ、『ベルリン飛行指令』(1988年)は、「自分の編集者人生40年を決めた」と振り返るほど、思いが深い作品です。

本作は、書下ろしシリーズ「新潮ミステリー倶楽部」の創刊ラインナップの一冊であり、また、多くの文学賞を受賞した『エトロフ発緊急電』、そして、『ストックホルムの密使』と続く、「第二次大戦秘話三部作」の幕開けを告げる作品でもあります。

「1987年末の羽田東急ホテル。プロットを伝える佐々木さんに、私の心は揺さぶられた――」当時のエピソードに触れつつ、『あなたの小説にはたくらみがない』に登場する技法を引きながら、小説家と編集者が、「小説とは何か」を縦横無尽に語り合う対談となりました。

講師

佐々木譲

1950(昭和25)年、北海道生れ。1979年「鉄騎兵、跳んだ」でオール讀物新人賞を受賞。1990(平成2)年『エトロフ発緊急電』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞を受賞。2002年『武揚伝』で新田次郎文学賞を受賞。2010年『廃墟に乞う』で直木賞を受賞する。著書に『ベルリン飛行指令』『ユニット』『天下城』『笑う警官』『駿女』『制服捜査』『警官の血』『暴雪圏』『警官の条件』『地層捜査』『回廊封鎖』『代官山コールドケース』『憂いなき街』『沈黙法廷』『抵抗都市』などがある。

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無料配信
蓮池薫

「新潮社 本の学校」開校記念 蓮池薫さん特別インタビュー 「20年――言葉を武器に」

国家に奪われた24年。20年をかけて掴み直した人生とは。

10月15日――「奪われた24年の人生」が終わりを告げたあの日から、20年。現在は、新潟産業大学准教授。家族と友人以外、何も持たない地点から出発し、20年をかけて掴み直した人生を、ご自身の言葉で辿ります。聞き手は共同通信文化部・上野敦さん。

この20年の歩みは、人間の自由を奪った冷酷な国家権力へのアンチテーゼであるだけでなく、激動する世界を生きるわたしたちにとって、示唆に満ちた人生の航跡でもあるのではないでしょうか。

講師

蓮池薫

1957年新潟県柏崎市生れ。新潟産業大学准教授。’78年中央大学法学部三年在学中に拉致され、24年間、北朝鮮での生活を余儀なくされる。2002年帰国後、同大学に復学し、’08年、卒業。’09年、『半島へ、ふたたび』(新潮社)で新潮ドキュメント賞受賞。’13年、新潟大学大学院現代社会文化研究科社会文化論専攻(韓国・朝鮮史)博士前期課程修了。『蓮池流韓国語入門』(文春新書)、『私が見た、「韓国歴史ドラマ」の舞台と今』(講談社)、『拉致と決断』(新潮社)、『孤将』『私たちの幸せな時間』(新潮社)など、著訳書多数。

その他、ご利用に関してのご案内、
お問い合わせは下記より。