組版講座〈4〉初心者のための『本造事始』

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概要
「いい本」はどこが、何が違うのか。
心地よく読み進められる本造りを学ぶ講座です。

●組版講座〈Vol.4〉初心者のための『本造事始』
●講師:金川功(新潮社デジタル編集支援室長)
●収録時間 約80分
●料金 
①資料ダウンロード版:税別3500円(税込3850円)※資料はA5判×全44ページ
②冊子郵送版:税別4500円(税込み4850円)※資料はA5判中綴じ×全44ページ。書影は以下の写真を御覧下さい(新潮新書と級数表はイメージです)
【重要】②冊子郵送版をご希望の方は、必ずマイページよりご住所を登録して下さい。ご住所の登録が無い場合は資料を発送できません。テキストはお申込み後、弊社でご入金が確認でき次第(土日祝日を除き)2営業日以内に、弊社(東京都新宿区)発送の「ゆうパケット便」(追跡可能便)でお送りいたします。概ね差出日の翌日、翌々日にはお届け致します。離島など遠方の場合などは数日~1週間程度要します。
●販売期間 受講した講義のアーカイブ動画は原則として何度でも視聴可能です(学習期間の制限なし)。販売終了日未定(※各講座には公開期間が設定され、順次、配信されます)

【講座概要】
組版講座第4回は、平面的な「版面(はんづら)」から、さらに立体的なモノとしての「本造り」までとし、編集の領域まで広げてお話しします。本講座では、著者とのやりとりや原稿の練り上げ方などについてはひとまず措き、三次元の「モノ」としての書籍造りの流れを、社内で編集者、校閲者、製作部スタッフが基礎知識を共有する実践的資料『本造事始』をベースに金川講師がわかりやすく説明します。書籍の造り方は各社各編集者さまざま、正解はひとつではありません。しかし、活版時代から125年以上脈々と受け継がれている「心地よく読み進められる」新潮社の本には、数々の知識と経験、職人技が宿っています。

【『本造事始』のこと】文:金川功
2000年代初頭、週刊誌、月刊誌の若手精鋭の編集者を招集し、ノンフィクション部門の新しい編集部が創設されました。その際、書籍編集の経験が浅い彼らのために、ベテラン編集者が講義した本づくりの基礎知識の内容をベースに、校閲部が新人教育に使っているマニュアルや、デジタル時代の新知識を加え、併せて編集した参考書が、この『本造事始』です。現在も、新潮社の編集者、校閲者、製作部(資材担当者)など現場スタッフの「困ったときの虎の巻」として、さらに新入社員研修でも読まれています。

【講義の詳しい内容(講義資料『本造事始』より)】
・はじめに:最近のトピック〈「1点しんにょう」と「2点しんにょう」に関して〉
●『本造事始』はなぜ生まれたか
●本文部分の基礎知識
・本を家に譬えると……。
・正統派の書籍の構造を検証――『小林秀雄全集』
・口絵を効果的に使う――『ラウンド・トリップ 往復書簡』片寄涼太、小竹正人
・とんぼの本のロングラン・ヒット作――『やさしい仏像の見方』
・ビジュアル本の場合――白いページは作らない
・近刊のオーソドックスな文芸書――『木挽町のあだ討ち』永井紗耶子、『神曲』川村元気
・丁(ちょう)という概念――ルーツは和綴じ本
・新潮新書や新潮選書など、シリーズもの(叢書)に施された工夫
・知っておきたい本の綴じ方
・柱、ノンブルの立て方で版面に個性を――『僕の人生には事件が起きない』岩井勇気
・同じ四六判もサイズを使い分ける、その理由と利点
・新潮文庫のこだわり
●金川講師が手掛けた「とんぼの本」リニューアル――どうしたら同じクオリティを保ったままで安くできるか?
・PUR製本――ノドアキ(開き)がよく丈夫な製本方式
●1冊の本を作る時に編集者が考えること

「新潮社 本の学校」組版講座
ラインナップ
〈Vol.1〉新潮社の組版ルール/DTPゲラ校閲の留意点【配信中】
〈Vol.2〉ビジュアル誌面の留意点【配信中】
〈Vol.3〉新潮社の美しい組版とその歴史【配信中】
〈Vol.4〉初心者のための『本造事始』【配信中】

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