漢字講座〈4〉①常用漢字の歴史

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概要
常用漢字の「歴史」と「字体」にフォーカスした漢字講座です。
現在に至る経緯を知って、常用漢字と字体に強くなりましょう!

●漢字講座〈第4回〉常用漢字とは ①常用漢字の歴史
●講師:小駒勝美(『新潮日本語漢字辞典』編纂者/校閲者)
●収録時間 約47分
●料金 税別2000円(税込2200円)※資料代(A4×表紙込み5枚、改訂常用漢字表、当用漢字表)込み
●販売期間 受講した講義のアーカイブ動画は原則として何度でも視聴可能です(学習期間の制限なし)。販売終了日未定(※各講座には公開期間が設定され、順次、配信されます)

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【講義概要】
現代日本の漢字における超一級の重要事項「常用漢字」について、「歴史」と「字体」にフォーカスしてお話しします。常用漢字は「新聞、雑誌、放送など社会生活で現代の国語を書き表す場合の漢字使用の目安」として内閣告示「常用漢字表」で示された現代日本における「日本語の漢字」です。

日本語を世に送り出す際に疎かにできないのが「常用漢字」。たとえば出版業界には「常用漢字外にはルビを付す」基本的なルールが存在したり、改訂常用漢字以降「見た目は昔の字のようだけれど、この字体で本当に合っている?」など例外的な漢字が頻出しました。知識や記憶があやふやだと、最悪の場合「誤字のまま世に出てしまう」ことも。「新潮社の漢字講座」シリーズの中でも、特に校閲者、執筆者の人気の高い「常用漢字講座」でおさらいしましょう。

 「どのような経緯で現在このように運用されているのか」がわかる「①常用漢字の歴史(47分/2000円[税別])」編では、現在では貴重な「当用漢字表(昭和21年告示)」と、現在使われている「改定常用漢字表(平成22年告示)」の現物をPDFで配布、それぞれを比較し、手元カメラも駆使しながら視覚的に講義を展開します。

常用漢字を把握すれば新旧字体が正確に判断できます。校閲者、校正者はもとより、出版、新聞、Web、公用文書を扱う方、放送に携わる方にも必ず役に立つ講座です。

【講義のポイント】
●常用漢字とは①/常用漢字の歴史
・常用漢字表(平成22年内閣告示)の前書きを読んでみましょう。
・当用漢字表(昭和21年11月15日内閣告示)の前書きを読んでみましょう。
・改定常用漢字表の定義
・当用漢字表の定義
・学校では基本的に(国語の授業では)常用漢字表に含まれる漢字しか教えない。
・常用漢字外のものは入学試験には基本的には出さない。
・改定常用漢字表で追加になった字はどういう漢字?
・「あまりニュアンスの良くない字は入れないでおこう」
・「訓読みしかない字」というだけで入っていなかった字=鍋、箸
・改定常用漢字表に入った「都道府県名に使われる漢字」
・熟字訓、当て字(音訓では読むことができないがよく使われるもの)
・同音の訓
・このような経緯で改定常用漢字表で196文字が追加
・改定常用漢字表に追加された字の中で、それまで人名用漢字でもなかったのに新字体に変わった字が3字あります。この3字は新潮社では現在でも正字体を採用しています。
・改定常用漢字表で削除された5文字――なぜ削除されてしまったのでしょう?
・常用漢字表(昭和56年10月1日内閣告示)で追加された95字

 講義をお聴きになった感想や、講師への質問などございましたら、「新潮社 本の学校」運営メール送信フォームより、お気軽にお寄せ下さい。

https://tayori.com/f/kwkm

「新潮社 本の学校」漢字講座
今後のラインナップ(予定)

第1回「固有名詞の異体字」
第2回「漢字に強い校正者養成講座」
第3回「『新潮日本語漢字辞典』のすべて」
第4回「常用漢字とは」
第5回「プロが教える「漢字にまつわる最重要語30」」
第6回「世にも悩ましい「漢字の使い分け」」
第7回「実技編“辞典を使いこなす”」
第8回「迷ったときの「漢字の調べ方」
第9回「難読漢字制覇」
第10回「漢字は日本語である」

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