第八回 時制(テンス)を操る【小説新人賞を獲る!超実戦アプローチ】

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概要
【プレイリスト】(https://bit.ly/3w1Ia54)で本シリーズの配信一覧が表示されます。

物語る順序を工夫することは、効果的な「演出手法」です。
第八回 時制(テンス)を操る

●講座名 【小説新人賞を獲る!超実戦アプローチ】第八回 時制(テンス)を操る【課題図書:『チルドレン』伊坂幸太郎(講談社文庫)】
●収録時間 約95分
●料金 税別3500円(税込3850円) ※資料(A4×8枚)とレジュメ見出し一覧は、ご購入ページからダウンロードいただけます。
●販売期間 販売終了日未定(※各講座には公開期間が設定され、順次、配信されます)

書く技術の向上に不可欠なのは、優れた作品を分析的に読み、「テクニックやテーマの深め方」を学びとること。古今東西の名作や話題作を具体的に読み解きながら、その応用のコツまで伝授します。長らく新人作家の発掘と育成に携わった名編集者の手引きで、最終選考に残る小説へと自作を磨き上げましょう。

〇内容紹介
同じ出来事を伝えるにしても、聴き手に面白がってもらえるかどうかは「語り方」次第。小説の場合に「魅力的な語り」となり得るかどうかは、文章表現だけでなく、話の構成、時制(時系列/テンス)の扱いが決め手となります。つまり、プロットにおいて時制を意図的に操作することが、物語を盛り上げる演出手法として非常に効果的なのです。今回の課題図書は、アクロバティックな時制の遣い手である伊坂幸太郎さんの傑作『チルドレン』です。まず「小説内現在」の設定という基本を押さえてから、分類整理した【小説の時制のダイナミズム】を、著名な作例を示しつつ、活用法まで具体的に解説します。それらを踏まえたうえで、5本の短編が連作風長編として束ねられている『チルドレン』の見事な時制操作、アナロジーが光る卓抜な比喩などを学びます。ロジカルな思考こそが、想像の翼を広げ、より遠くまで羽ばたく力となります。

ミニコーナーのうち、【小説を書くための地肩を作る本】で取上げるのは、サントリー学芸賞を受賞した『サラ金の歴史 消費者金融と日本社会』小島傭平/著(中公新書)など。金銭を介在させて小説をリアルにするコツなどを、編集者としての経験も交えてお話しします。【語るための技術をマスターしよう】では、「グランド・ホテル形式」の発展形ともいえる、「移動する密室」をご紹介します。

※毎回、コラム的なミニコーナーを2本ご用意しています。【小説を書くための地肩を作る本】は創作のための基礎体力を養い、レファレンスを豊かにする読書ガイド、【語るための技術をマスターしよう】では、小説を書く上で理解し、身につけておきたい用語・用法を解説します。
※より入門的なコースとして、12回の連続講座でエンタメ小説の「決まりごと」をお伝えする「小説新人賞に挑む!全技法徹底分析」もご用意しています。補完的な内容ですので、ご興味があればあわせてご視聴ください。

〇各講紹介&配信リスト
第一回 繰り返しながらテーマを転がす
課題図書『ハツカネズミと人間』スタインベック/著、大浦暁生/訳(新潮文庫)
第二回 ジレンマは進化する
課題図書『沈黙』遠藤周作(新潮文庫)
第三回 「七つの大罪」から発想する
課題図書『蒲生邸事件』宮部みゆき(文春文庫)
第四回 インテリジェンス小説の勘所
「情報」の扱いに長けたインテリジェンス小説からの学びは汎用性高し!現代日本社会を描く際に、ジャンル不問で応用できる「6つの法則」を紹介します。
課題図書『裂けた明日』佐々木譲(新潮社)
※本サイトで講師との創作をめぐる対談も無料視聴いただけます。
第五回 時代小説として「昭和」を描く
課題図書 『罪の轍』奥田英朗(新潮文庫) ※2022年12月文庫化
※あわせて『誘拐』本田靖春(ちくま文庫)、『望みは何と訊かれたら』小池真理子(新潮文庫)などをお読みいただくと理解が深まります。
第六回 語り部のいる物語
課題図書 『朗読者』ベルンハルト・シュリンク/著、松永美穂/訳(新潮文庫)
第七回 テーマを可視化する
課題図書 『サクリファイス』近藤史恵(新潮文庫)
第八回  時制(テンス)を操る
課題図書 『チルドレン』伊坂幸太郎(講談社文庫)
第九回  小説か、フィクションか
課題図書 『檀』沢木耕太郎(新潮文庫)
第十回 タブーに踏み込む知性
課題図書 『正欲』(新潮文庫)※5月29日文庫化
第十一回 換骨奪胎には目的あり
課題図書 『抱擁/この世でいちばん冴えたやりかた』辻原登(小学館文庫)/『抱擁』辻原登(新潮社)*電子書籍
第十二回 追う者と追われる者の物語
課題図書 『仇討検校』乾緑郎(新潮文庫)
※山本周五郎賞・直木賞を受賞した永井紗耶子『木挽町のあだ討ち』(新潮社)ほか、新旧の関連作品を幅広く取上げます。

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