漢字講座〈4〉②常用漢字の新旧字体

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概要
常用漢字の「歴史」と「字体」にフォーカスした漢字講座です。
「新旧字体」篇はマスコミ・出版業の方に即戦力となる漢字講座です。

●漢字講座〈第4回〉常用漢字とは ②常用漢字の新旧字体
●講師:小駒勝美(『新潮日本語漢字辞典』編纂者/校閲者)
●収録時間 約43分
●料金 税別2000円(税込2200円)※資料代(A4×表紙込み6枚、改訂常用漢字表、当用漢字表)込み
●販売期間 受講した講義のアーカイブ動画は原則として何度でも視聴可能です(学習期間の制限なし)。販売終了日未定(※各講座には公開期間が設定され、順次、配信されます)

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 【講義概要】
現代日本の漢字における超一級の重要事項「常用漢字」について、「歴史」と「字体」にフォーカスしてお話しします。常用漢字は「新聞、雑誌、放送など社会生活で現代の国語を書き表す場合の漢字使用の目安」として内閣告示「常用漢字表」で示された現代日本における「日本語の漢字」です。

日本語を世に送り出す際に疎かにできないのが「常用漢字」。たとえば出版業界には「常用漢字外にはルビを付す」基本的なルールが存在したり、改訂常用漢字以降「見た目は昔の字のようだけれど、この字体で本当に合っている?」など例外的な漢字が頻出しました。知識や記憶があやふやだと、最悪の場合「誤字のまま世に出てしまう」ことも。「新潮社の漢字講座」シリーズの中でも、特に校閲者、執筆者の人気の高い「常用漢字講座」でおさらいしましょう。

常用漢字の重要なポイント「字形の差異」をプロが漏れなく教える「②常用漢字の新旧字体(43分/2000円[税別])」編は、「字体」を中心とした実践的な内容です。字体の差異がよくわかる大きなフォントの詳しい資料をPDFで配布、手元カメラと板書を駆使して、視覚的にわかりやすくお話しします。

常用漢字を把握すれば新旧字体が正確に判断できます。校閲者、校正者はもとより、出版、新聞、Web、公用文書を扱う方、放送に携わる方にも必ず役に立つ講座です。

【講義のポイント】
●常用漢字とは②/常用漢字の新旧字体
・当用漢字表(昭和22年告示)に遡ってみてみましょう。
・当用漢字表の時に既に新字体になっている字
・当用漢字表では新字体になっていなかった字
・当用漢字字体表(昭和24年告示)
・画数に変化のないもの
・改定常用漢字表(平成22年)を見てみましょう。
・新字体はどのようにして決めたか
・筆写字形に印刷字形を近づける
・「小異の統一」とは?
・新字体に統一性を欠くもの
・白川静(古代漢字研究の第一人者。字書三部作『字統』『字訓』『字通』編者)の見解。
・【重要】改定常用漢字表追加漢字の字体
・改定常用漢字表(平成22年)では新字体になった字と、従来使っていた字をそのまま使っている字の両方が存在する。
・平成9年までの人名用漢字ですでに新字体になっていた字=10字
・表外漢字字体表に簡易慣用字体があった字=3字
・【重要】「正字形を使用する字=29字」
・「ふなづき」の形を再確認する
・「食篇が正字形の字」に注意
・例外的な規定もある
・許容字体とは?

講義をお聴きになった感想や、講師への質問などございましたら、「新潮社 本の学校」運営メール送信フォームより、お気軽にお寄せ下さい。

https://tayori.com/f/kwkm

「新潮社 本の学校」漢字講座
今後のラインナップ(予定)

第1回「固有名詞の異体字」
第2回「漢字に強い校正者養成講座」
第3回「『新潮日本語漢字辞典』のすべて」
第4回「いま知っておきたい常用漢字のすべて」
第5回「プロが教える「漢字にまつわる最重要語30」」
第6回「世にも悩ましい「漢字の使い分け」」
第7回「実技編“辞典を使いこなす”」
第8回「迷ったときの「漢字の調べ方」
第9回「難読漢字制覇」
第10回「漢字は日本語である」

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