第一回  繰り返しながら テーマを転がす【小説新人賞を獲る!超実戦アプローチ】 

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概要
【レジュメ資料類のダウンロード】購入後の表示画面、講師の写真下にボタンが表示されますのでクリックしてください。
【プレイリスト】(https://bit.ly/3w1Ia54)で本シリーズの配信一覧が表示されます。

技ありの名作に学べ! 心揺さぶる仕掛けはどこに?
第一回 繰り返しながらテーマを転がす

●講座名【小説新人賞を獲る!超実戦アプローチ】第一回 繰り返しながらテーマを転がす【課題図書『ハツカネズミと人間』スタインベック/著、大浦暁生/訳(新潮文庫)】
●収録時間 約80分
●料金 税別3500円(税込3850円) ※資料代(A4×5枚)、レジュメ見出し一覧は購入済みページよりダウンロード可能
●販売期間 販売終了日未定(※各講座には公開期間が設定され、順次、配信されます)

書く技術の向上に不可欠なのは、優れた作品を分析的に読み、「テクニックやテーマの深め方」を学びとること。古今東西の名作や話題作を具体的に読み解きながら、その応用のコツまで伝授します。長らく新人作家の発掘と育成に携わった名編集者の手引きで、最終選考に残る小説へと自作を磨き上げましょう。

〇内容紹介
まず初回は、小説の「テーマ」を読者の心により印象深く伝えるための演出ともいえる、「繰り返しの技法」について学びます。「繰り返し」というシンプルながらも効果的な技法を侮ることなかれ。課題図書は、祈りのような台詞がさまざまなバリエーションでリフレインされることで感動を呼ぶ『ハツカネズミと人間』。事前にご一読いただくことで理解が深まります。
そのほか、似たような設定が徐々にエスカレーションし、ループ構成をなす好例として落語「天狗裁き」の構造分析も行います。語り芸である落語の型は、実は読者の興味を惹きつける小説のヒントになるのです。さらに、有吉佐和子の戯曲「ふるあめりかに袖はぬらさじ」を、ループ構造の中で深まっていくテーマについて、「ジレンマ」もキーワードにしながら読み解きます。
2種類のミニコーナーのうち、【小説を書くための地肩を作る本】では、三島由紀夫の『仮面の告白』などの一人称小説について取り上げます。もうひとつの【語るための技術をマスターしよう】では、まず押さえておきたい「プロットとストーリーラインの違い」を解説します。

※毎回、コラム的なミニコーナーを2本ご用意しています。【小説を書くための地肩を作る本】は創作のための基礎体力を養い、レファレンスを豊かにする読書ガイド、【語るための技術をマスターしよう】では、小説を書く上で理解し、身につけておきたい用語・用法を解説します。
※より入門的なコースとして、12回の連続講座でエンタメ小説の「決まりごと」をお伝えする「小説新人賞に挑む! 全技法徹底分析」もご用意しています。補完的な内容ですので、ご興味があればあわせてご視聴ください。

〇各講紹介&配信リスト(プレイリスト
第一回 繰り返しながらテーマを転がす
 課題図書『ハツカネズミと人間』
 スタインベック/著、大浦暁生/訳(新潮文庫)
第二回 ジレンマは進化する
 課題図書『沈黙』遠藤周作(新潮文庫)
第三回「七つの大罪」から発想する
 課題図書『蒲生邸事件』宮部みゆき(文春文庫)
第四回 インテリジェンス小説の勘所
「情報」の扱いに長けたインテリジェンス小説からの学びは汎用性高し!現代日本社会を描く際に、ジャンル不問で応用できる「6つの法則」を紹介します。
 課題図書『裂けた明日』佐々木譲(新潮社)
佐々木譲 『裂けた明日』 | 新潮社 (shinchosha.co.jp)
※本サイトで講師との創作をめぐる対談を無料視聴いただけます。
第五回 時代小説として「昭和」を描く
 課題図書 『罪の轍』奥田英朗(新潮文庫) ※2022年12月文庫化
※参考図書として本田靖春『誘拐』(ちくま文庫)、『望みは何と訊かれたら』小池真理子(新潮文庫)などもご一読いただくと理解が深まります。
第六回 語り部のいる物語(2023年3月配信予定)
 課題図書 『朗読者』ベルンハルト・シュリンク(新潮文庫)
第七回 テーマを可視化する
 課題図書 『サクリファイス』近藤史恵(新潮文庫)
※第八回以降の講義テーマや課題図書は順次、ご案内していきます。

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