第5回 新たな話型を模索する【着想を活かすフレームワーク講座】

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柔軟な発想で新展開!話型活用の可能性を探る。

第5回 新たな話型を模索する

●講座名 【着想を活かすフレームワーク講座】第5回 新たな話型を模索する

●収録時間 約77分

●料金 税別2400円(税込2640円) ※レジュメ資料(A4×5枚)は購入済みページよりダウンロード可能です。

●販売期間 販売終了日未定(※5連続講座ですが個別受講が可能です) 

〇講座概要

本シリーズ講座では、【創作のフレームワーク】に注目。このフレームワークは書き手の自由な発想を閉じ込める鋳型ではなく、プロットに組み込むことで着想を活性化したり、いいところで封印したりできる抜き型やクサビのようなもの。数多の作家に伴走してきたベテラン編集者から書き手の皆さんへ、あなたの小説の面白さを凝縮させる仕掛けの具体的なご提案です。

〇内容紹介

シリーズ最終回は、読者に驚きをもたらす新たな話型をいかに模索するか、ベテラン編集者が発想の方法論から丁寧に手ほどきします。数多の物語に共通する型を見出す還元主義的な話型分析に対して、小説の書き手に求められるのは「見立て」の精神を発揮し、昔話から奇談、冒険記まで貪欲に自作の構想に活用すること。お馴染みの話型をどのように展開させ、現実を照射する物語へと仕立てていくのか、バラエティ豊かな具体例を挙げながら解説します。原話のアレンジに欠かせない主要キャラの造形やテーマの設定、どのような話型が現代的にデフォルメしやすいか等、話型をフレームワークとして駆使するための勘所を押さえましょう。

また、素材とする話型の対象を広く捉え直すことも必要です。近作で小川哲さんが試みた「私小説」のフレームワーク化をはじめ、エッセイやノンフィクション、研究書などのメソッドも、話型として効果的に利用できるもの。戸籍偽造の事件報道、贋作騒動などから「成りすましの話型」を見出し、真偽を巡る物語へと展開させる手法については、その背景に潜むアイデンティティ不安も含め、魅力的な小説にするための着眼点や工夫すべきポイントもお伝えします。方法論が身につけば、もうネタ切れとは無縁です!

<レジュメの大見出し抜粋>

〇話型からハミ出すもの

〇昔話から現実へのアナロジーを

〇定番の文芸スタイルを使い捨てる精神

〇アイデンティティの不安が小説のテーマに化けるとき

〇自分自身ではないことへの願望

〇新しい話型を見つけるために

〇各講紹介(2024年4月より毎月中旬に順次配信予定)

第1回 タイムリミットで高まる小説のボルテージ

第2回 「密室性」の見立てで際立つ人間ドラマ

第3回 すべての小説にどんでん返しを

第4回 偶然と必然の境界線で

第5回 新たな話型を模索する

※構成、視点と人称、人物造形、テーマの深め方などについて、論理的に理解するための【小説新人賞に挑む!全技法徹底分析】(全十二講を配信中)、古今東西の名作の数々を読み解きながら学ぶ【小説新人賞を獲る!超実戦アプローチ】(十二回分を配信中)のほか、実践問題を交えた【エンタメ小説のための文章読本】(全六章)も佐藤講師が担当しています。補完的な内容ですので、ご興味があればあわせてご視聴ください。

▼△「小説新人賞に挑む! 全技法徹底分析(全十二講)」プレイリスト➡https://bit.ly/3GQDlC2

▼△「小説新人賞を獲る! 超実戦アプローチ」(12回公開)プレイリスト➡https://bit.ly/3w1Ia54

▼△「エンタメ小説のための文章読本」講座の紹介動画(YouTube)▼△https://youtu.be/xECz6xtqmh0

【参考書】 

2022年9月刊行の新書も講座のご参考となります。

長らく小説創作講座で講義・実作指導をしてきた経験が活かされた一冊です。

佐藤誠一郎 『あなたの小説にはたくらみがない―超実践的創作講座―』 | 新潮社

(shinchosha.co.jp)

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