第四章 その会話文に仕掛けはあるか?【エンタメ小説のための文章読本】

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●講座名 【エンタメ小説のための文章読本】第四章 その会話文に仕掛けはあるか?
●収録時間 約71分
●料金 税別2400円(税込2640円) ※レジュメ資料(A4×8枚)は購入済みページよりダウンロード可能です。
●販売期間 販売終了日未定(※6連続講座ですが個別受講が可能です。2023年10月から毎月中旬に配信されます) 

「分かりやすい文章」「伝わる表現」といった文章術指南は数々あれど、小説の文章表現の勘所を系統的に学ぶ機会は少ないものです。しかし、物語という虚構に読者を誘う小説にこそ、文章表現にさまざまな仕掛けをほどこす技術が求められます。講師は新人育成経験も豊富なベテラン編集者。解説と練習問題で理解を深めつつ、実践的に学び、「創作のための文章力」を鍛えましょう。

〇内容紹介

第四章では、その役割に対して無自覚に、あるいは機微の演出など修辞にこだわって書かれがちな会話文を取り上げます。「」で括られた作中人物たちの台詞のやりとりだけでなく、地の文として描かれる「視点者の語り」までを小説における「会話文」として位置づけ、その機能を解説するとともに、実践的な活用方法や注意点などをお伝えします。

小説の会話表現に安易なリアリズム手法は禁物ですが、特にプロットが重要となるエンタメ小説の会話文は、ストーリーを推進させるとともに、意外な方向へ展開させる呼び水としても機能させねばなりません。つまり、会話文の内容にも仕掛けが求められるのです。

現実と同じく、作中人物の会話にも偏った主観や意図的な噓偽りが混ざることを忘れないでください。キャラの設定や成長、人間関係の変化などを反映させる工夫はもちろんのこと、プロットを効果的に動かす実行部隊としての会話文の遣い手になりましょう。

<レジュメの見出し抜粋>

〇よくある「誤解」

〇よくある「疑問」

〇リアリズム志向は失敗のもと

〇会話の機能について考え直す

〇語られる物語

〇会話文の実践的アドヴァイス

〇各講紹介

第一章 三人称の掟、一人称の罠

第二章 地の文を磨くための6つのポイント

第三章 いつも描写にたくらみを

第四章 その会話文に仕掛けはあるか?

第五章 プロットを実現する文体を求めて(2024年2月配信予定)

 ※『告白』湊かなえ(光文社文庫)を事前にご一読いただくと理解が深まります。 

第六章 実践「べからず」コレクション

※構成、視点と人称、人物造形、テーマの深め方などについて、論理的に理解するための【小説新人賞に挑む!全技法徹底分析】(全十二講を配信中)、古今東西の名作の数々を読み解きながら学ぶ【小説新人賞を獲る!超実戦アプローチ】(十二回分を配信中)も佐藤講師が担当しています。補完的な内容ですので、ご興味があればあわせてご視聴ください。

▼△「小説新人賞に挑む! 全技法徹底分析(全十二講)」プレイリスト➡https://bit.ly/3GQDlC2

▼△「小説新人賞を獲る! 超実戦アプローチ」(12回公開)プレイリスト➡https://bit.ly/3w1Ia54

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