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概要「理想の漢字辞典-―ないなら自分で作ってしまおう」『新潮日本語漢字辞典』編纂者小駒勝美講師が語り尽くす!後編は「辞典完成まで十余年! 怒濤のエピソード」編
●漢字講座〈第3回〉『新潮日本語漢字辞典』のすべて〈後編〉「辞典完成まで十余年!怒濤のエピソード」編●講師:小駒勝美(『新潮日本語漢字辞典』編纂者/校閲者)●収録時間 約50分●料金 税別2000円(税込2200円)※資料代(A4×全6枚)込み●販売期間 受講した講義のアーカイブ動画は原則として何度でも視聴可能です(学習期間の制限なし)。販売終了日未定(※各講座には公開期間が設定され、順次、配信されます)
【講義概要】従来の漢和辞典は決して使い勝手のよいものではないと考えていた小駒講師は1980年代、30代前半のとき「僕自身は一生のうちには日本語のための漢和辞典を作ることを目指していた」とスピーチで発表し、いまでも記録が残っています。
そしてさらに約10年の時が過ぎ1996年に企画が承認され、1997年から11年かけて総頁数3972頁の「理想の漢字辞典」を完成させたのです。では、小駒講師は一体どのようにして辞典の企画を立て、企画を通し、11年かけて校了まで漕ぎつけたのか!?
本動画では、当時を回想し、他では決して聞くことのできないエピソード満載でお送り致します。辞書の編纂や、出版に関心のある方には、必ずや楽しみながら役立てて頂ける内容です。
【詳しい内容】●『新潮日本語漢字辞典』企画から刊行まで――年表とともにエピソードを公開1988年 30代の小駒勝美、上野図書館・布川文庫の勉強会で「漢和辞典について」を発表1989年 新潮社校閲部に入社する、そして……1996年6月 ついに日本語を読むための『新潮漢字辞典(仮)』企画書を提出1997年 いよいよ辞典編集部に出向し、編集本格スタート2000年 そして出版部に移籍、校閲者が加わった2004年 さらに図書編集室に移籍、名編集者池田雅延氏の指導下で作業2007年 ついに『新潮日本語漢字辞典』刊行2008年1月 なんとNHKラジオ第1放送「土曜あさいちばん」に小駒勝美出演
●装幀の話――『新潮日本語漢字辞典』装幀は元装幀室長・髙橋千裕氏辞書は堅牢が一番だから表紙はバクラム(しっかりとした素材の製本用クロス)に。スピン(しおりひも)は本文と索引のために2本入っています。●『新潮日本語漢字辞典』校閲のこと索引は本文がすべて出来上がってから作る。●壮大な「辞典の校了」――索引づくりは大会議室に十数人が集まり1週間かけて行なった。
講義をお聴きになった感想や、講師への質問などございましたら、「新潮社 本の学校」運営メール送信フォームより、お気軽にお寄せ下さい。
https://tayori.com/f/kwkm
「新潮社 本の学校」漢字講座今後のラインナップ(予定)
第1回「固有名詞の異体字」第2回「漢字に強い校正者養成講座」第3回「『新潮日本語漢字辞典』のすべて」第4回「いま知っておきたい常用漢字のすべて」第5回「プロが教える「漢字にまつわる最重要語30」」第6回「世にも悩ましい「漢字の使い分け」」第7回「実技編“辞典を使いこなす”」第8回「迷ったときの「漢字の調べ方」第9回「難読漢字制覇」第10回「漢字は日本語である」
※クーポン発行されている場合、銀行振込希望のお客様はご利用いただけません。
1954(昭和29)年東京都生まれ。新潮社校閲部勤務。慶應義塾大学商学部、文学部卒業。1989年新潮社入社。日本語を読むための漢字辞典『新潮日本語漢字辞典』を企画、執筆、編集する。漢字検定一級。JIS漢字委員、校正記号委員を務めた。著書に『漢字は日本語である』(新潮社)、『日本語文字・表記の難しさとおもしろさ』(共著・彩流社)。新潮社校閲部では7年の間文芸誌に携わる。『新潮日本語漢字辞典』刊行の後、文芸書、新潮選書など広く手掛ける。2016年7月より「新潮社の漢字講座」、2018年より単発の体験型漢字イベント「新潮社の漢字講座〈スペシャル体験編〉辞典の王者『大漢和辞典』『康煕字典』に挑戦!」等の講師も務める。
※「本の学校」は (株)今井書店の登録商標です。「新潮社 本の学校」は、同社およびNPO法人本の学校の了解を得ています。 NPO法人本の学校は「知の地域づくり」をコンセプトに、市民の読書推進や図書館づくりの運動と、書店をはじめとした出版産業で働く人々の研修などを通して、本と出版の未来をより豊かにすることを目的に活動しています。
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