新潮社が運営するオンライン教養講座
公式リリース「出版社発のオンライン教養講座の先駆け「新潮社 本の学校」が10月1日で開講2周年を迎えました。オンデマンドとライブ配信で、現代のニーズに即した社会人の学びを提供」をPRTimesより配信中です。
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概要【プレイリスト】(https://bit.ly/3w1Ia54)で本シリーズの配信一覧が表示されます。
技ありの名作に学べ! プロットと構成を考えるヒント第二回 ジレンマは進化する
●講座名【小説新人賞を獲る!超実戦アプローチ】第二回 ジレンマは進化する【課題図書『沈黙』遠藤周作(新潮文庫)】●収録時間 約90分●料金 税別3500円(税込3850円) ※資料代(A4×3枚)●販売期間 販売終了日未定(※各講座には公開期間が設定され、順次、配信されます)
書く技術の向上に不可欠なのは、優れた作品を分析的に読み、「テクニックやテーマの深め方」を学びとること。古今東西の名作や話題作を具体的に読み解きながら、その応用のコツまで伝授します。長らく新人作家の発掘と育成に携わった名編集者の手引きで、最終選考に残る小説へと自作を磨き上げましょう。
〇内容紹介第二回で注目するのは、小説における「ジレンマ」。第一回で「テーマを演出するための繰り返し技法」について語るなかで予告した通り、「ジレンマ」もテーマ、そしてプロットと大変深く関連しています。ただの葛藤ではない「ジレンマ」を、小説の構造においてどう効果的に扱えばよいか。遠藤周作『沈黙』を課題図書にして読み解きます。さらに、あえて「ジレンマを描かない小説」についても言及します。2種類のミニコーナーのうち、【小説を書くための地肩を作る本】では、阿刀田高「知っていますか」シリーズから、すぐれた要約見本でもある『旧約聖書を知っていますか』などを紹介します。もうひとつの【語るための技術をマスターしよう】は、「擬人法」を2回にわたって取り上げます。お馴染みの手法ですが、描写における比喩としてしか使いこなせていないなら大変惜しい。漱石の猫に続き、「視点」からアプローチした好例とその魅力を楽しく学びましょう。
※毎回、コラム的なミニコーナーを2本ご用意しています。【小説を書くための地肩を作る本】は創作のための基礎体力を養い、レファレンスを豊かにする読書ガイド、【語るための技術をマスターしよう】では、小説を書く上で理解し、身につけておきたい用語・用法を解説します。※より入門的なコースとして、12回の連続講座でエンタメ小説の「決まりごと」をお伝えする「小説新人賞に挑む! 全技法徹底分析」もご用意しています。補完的な内容ですので、ご興味があればあわせてご視聴ください。
〇各講紹介配信リスト(プレイリスト)第一回 繰り返しながらテーマを転がす 課題図書『ハツカネズミと人間』 スタインベック/著、大浦暁生/訳(新潮文庫)第二回 ジレンマは進化する 課題図書『沈黙』遠藤周作(新潮文庫)第三回「七つの大罪」から発想する 課題図書『蒲生邸事件』宮部みゆき(文春文庫)第四回 インテリジェンス小説の勘所「情報」の扱いに長けたインテリジェンス小説からの学びは汎用性高し!現代日本社会を描く際に、ジャンル不問で応用できる「6つの法則」を紹介します。 課題図書『裂けた明日』佐々木譲(新潮社)佐々木譲 『裂けた明日』 | 新潮社 (shinchosha.co.jp)※本サイトで講師との創作をめぐる対談を無料視聴いただけます。第五回 時代小説として「昭和」を描く 課題図書 『罪の轍』奥田英朗(新潮文庫) ※2022年12月文庫化※参考図書として本田靖春『誘拐』(ちくま文庫)、『望みは何と訊かれたら』小池真理子(新潮文庫)などもご一読いただくと理解が深まります。第六回 語り部のいる物語(2023年3月配信予定) 課題図書 『朗読者』ベルンハルト・シュリンク(新潮文庫)第七回 テーマを可視化する 課題図書 『サクリファイス』近藤史恵(新潮文庫)※第八回以降の講義テーマや課題図書は順次、ご案内していきます。
■お問合せフォームhttps://bit.ly/3IYbtgQ
1955年生まれ。編集者。新潮社出版部長、新潮文庫部長などを歴任。「新潮ミステリー倶楽部」他三つの叢書を手がけるとともに、「日本推理サスペンス大賞」をはじめ五つの文学新人賞を立ち上げた。佐々木譲、髙村薫、宮部みゆき等の担当として作家に伴走するとともに、エンタメ文芸を中心に新書、ノンフィクションまで幅広いジャンルを手がける。長らく小説創作講座で添削を含めた指導に取り組んできた経験も活かし、2022年9月、『あなたの小説にはたくらみがない―超実践的創作講座―』(新潮新書)を刊行。
※「本の学校」は (株)今井書店の登録商標です。「新潮社 本の学校」は、同社およびNPO法人本の学校の了解を得ています。 NPO法人本の学校は「知の地域づくり」をコンセプトに、市民の読書推進や図書館づくりの運動と、書店をはじめとした出版産業で働く人々の研修などを通して、本と出版の未来をより豊かにすることを目的に活動しています。
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