新潮社が運営するオンライン教養講座
組版講座や校閲オンライン講座など「テキスト郵送版」と「テキストダウンロード版」をご用意している講座は「テキストダウンロード版」なら決済後すぐにテキストもダウンロードしてご受講頂けます。
全講座の一覧へ戻る
概要〈第5回〉校閲問題編では、素読み問題と、校閲者の実力を養う原稿合わせ問題2問に挑戦して頂きます。
●新潮社の校閲講座〈第5回〉素読み、原稿合わせ実技――校閲する時のチェックポイント(2)●講師:井上孝夫(新潮社校閲部元部長)●収録時間 約30分●料金 税別2000円(税込2200円)※資料代(A4×全00枚)込み●販売期間 受講した講義のアーカイブ動画は原則として何度でも視聴可能です(学習期間の制限なし)。販売終了日未定(※各講座には公開期間が設定され、順次、配信されます)
【資料の内容をご紹介します】・「新潮社の校閲講座」受講者の皆様へ 資料の御案内 ※本状(A4×1枚)・素読み問題「慈悲の視線・溝口健二」(A4×3P 約2000字)・原稿合わせ問題①「ノルウェーの雪」(A4×2P 約1300字)・原稿合わせ問題②「うちの亀」(A4×4P 約1300字)・解答例一式(見えないように表紙が1枚付いています)(A4×7P)
本講座では、資料をPDF形式で配布いたします。本編視聴の決済後、ページ内の黒いボタン(校閲問題全3問と解答例一式.pdf)よりダウンロードをお願いします。動画視聴の前に各自問題を解いてご準備して頂きます。動画で問題の答え合わせと詳しい解説を致します。※本講座は2016~2021年に開講した講座のアップデート版です。
【講義内容】今回は1問を「素読み(すよみ)」をして頂きます。「素読み」とは、文章(問題文)を通しで読み、誤字脱字がないか、表現に問題はないか、体裁は整っているか……ということをチェックしていくものです。日本語として意味が通るかどうかを確認していく作業です。気が付いた箇所は、鉛筆で書き込んで頂きますようお願いします。
そして2問「原稿合わせ」をして頂きます。原稿合わせの一般的なやり方は以下の通りです。左手に赤字ゲラ(文字が書き込まれた原稿)、右手に再校ゲラ(何も書かれていない原稿)を並べて置き、指やペンで文字を追いながら原稿を合わせます。書き込まれた手書きの文字通りに正しく「再校」が直っていない箇所に、鉛筆でチェックを入れて下さい。新潮社校閲部員も、3文字から5文字程度ずつ合わせる人が多いです。手書きの原稿は減りましたが、ゲラ(校正紙)に書き込まれる著者校は今でも手書きということもあり、校閲部において原稿合わせの技術は重視されています。
それぞれ資料の御案内に「標準完成時間」を記してありますので、ぜひ「時間を計って」取り組んでみてください。この標準完成時間は、実際に新潮社校閲部の現役部員が同じ問題を校閲したうえで、想定したものです(校閲のお仕事を長くされているベテランの方は「慈悲の視線・溝口健二」00分、「ノルウェーの雪」00分、「うちの亀」00分としていただいてもかまいません)。実際の校閲の現場でも、スピードが問われる場面は日常的に多くあります(雑誌・書籍問わず)。時間の感覚を持つことはとても重要です。とはいえ、試験ではありませんので、リラックスして、楽しみながら取り組んでいただければと思います。なお、「父が子に語る高峰秀子」のイラストは井上孝夫講師によるものです。
資料は右の黒いボタン「校閲講座_第5回問題と資料.zip」(A4×00枚)よりダウンロードして頂き、まず最初に「資料の御案内.pdf」をご高覧下さい。
講義をお聴きになった感想や、講師への質問などございましたら、「新潮社 本の学校」運営メール送信フォームより、お気軽にお寄せ下さい。
https://tayori.com/f/kwkm
新潮社の校閲講座
誤字脱字、事実の誤り……懸命に書いた文章が、それだけで台無しになる情けなさ。それを救うのが校閲のワザ。でもそれはどこで、どうやって学べばよいのでしょうか。お任せください、新潮社の校閲部がその手ほどきをいたします。校閲畑40 余年の講師が、校閲とは何か、どのように行うのか、注意しなければならない点は、などなどを現場の話も交えてお教えします。学生・出版関係者・一般社会人を問わず、どなたでも参加できます。
第1回 校閲とは何か? なんで必要なの?【配信中】90分/3500円(テキスト・校閲問題2問込み第2回 こんな時にミスが生まれる〈テキスト解説編〉【配信中】60分/2400円(テキスト込み)こんな時にミスが生まれる〈校閲問題の解答例と解説編〉【配信中】75分/3000円(校閲問題2問込み)第3回 新潮社の校閲はこんな風【配信中】100分/3900円(テキスト・校閲問題3問込み)第4回 実技編① 原稿合わせ他――校閲するときのチェックポイント【配信中】100分/3900円(テキスト・資料・校閲問題3問込み)第5回 実技編② 校閲するときのチェックポイント(2)〈講義編〉出してはいけない間違いとは?【配信中】70分/2800円(テキスト込み) 校閲するときのチェックポイント(2)〈問題編〉素読みと原稿合わせ他【配信中】30分/2000円(校閲問題3問込み)第6回 実技編③ 翻訳校閲
※クーポン発行されている場合、銀行振込希望のお客様はご利用いただけません。
1954(昭和29)年神奈川県生まれ。東京大学文学部言語学科卒業。1976年新潮社入社。2014年まで新潮社校閲部部長。『小説新潮』『新潮』『週刊新潮』『芸術新潮』『FORESIGHT』ほか、ほぼすべての新潮社の出版物に携わる。著書に『その日本語、ヨロシイですか?』、多言語学習愛が詰まった珠玉の一冊『世界中の言語を楽しく学ぶ』(ともに新潮社刊)がある。2016年7月より「新潮社の校閲講座」講師をつとめる。2018年に「井上孝夫の翻訳校閲ゼミ」、2019年より「井上孝夫と語ろう 翻訳のための多言語レッスン」主宰を務める。
※「本の学校」は (株)今井書店の登録商標です。「新潮社 本の学校」は、同社およびNPO法人本の学校の了解を得ています。 NPO法人本の学校は「知の地域づくり」をコンセプトに、市民の読書推進や図書館づくりの運動と、書店をはじめとした出版産業で働く人々の研修などを通して、本と出版の未来をより豊かにすることを目的に活動しています。
Copyright 株式会社新潮社. All Rights Reserved.