第2回 「密室性」の見立てで際立つ人間ドラマ【着想を活かすフレームワーク講座】

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物理的条件でなく、心を縛る概念としての「密室性」に注目。

第2回「密室性」の見立てで際立つ人間ドラマ

●講座名 【着想を活かすフレームワーク講座】第2回「密室性」の見立てで際立つ人間ドラマ

●収録時間 約65分

●料金 税別2400円(税込2640円) ※レジュメ資料(A4×6枚)は購入済みページよりダウンロード可能です。

●販売期間 販売終了日未定(※5連続講座ですが個別受講が可能です) 

〇講座概要

本シリーズ講座では、【創作のフレームワーク】に注目。このフレームワークは書き手の自由な発想を閉じ込める鋳型ではなく、プロットに組み込むことで着想を活性化したり、いいところで封印したりできる抜き型やクサビのようなもの。数多の作家に伴走してきたベテラン編集者から書き手の皆さんへ、あなたの小説の面白さを凝縮させる仕掛けの具体的なご提案です。

〇内容紹介

第2講のテーマは「密室性」。ただし、本講で取り上げるのは、ミステリにおける鍵のかかった部屋ではありません。箱のように閉ざされた限定空間ではなく、あくまでも概念としての「密室」です。それは町や島のように広大なスケールの空間でも形成されますし、感染症などで外界と隔絶された状況にも当てはまります。さらには人々の心の中、学校や海外駐在日本人会といった縛りのある人間関係においても「見立て」が可能。内幕の知れない奥の院的な存在、独断で物事が決められるブラックボックスのような「密室」なら、実社会のいたるところで見受けられるでしょう。講義では、まず「密室性」の効果的な演出法を押さえたうえで、密室内部、あるいは外側から見た密室ドラマの注目すべきポイントを分類し、具体的な作例も挙げつつご紹介します。先入観を捨て「密室性」をフレームワークとしてプロットに組み込むことで、書き手と作品に化学変化が起こり、小説を活性化することができるのです。

  <レジュメの大見出し抜粋>

〇密室イコール「殺人事件」にあらず!

〇ソダー家の子供たちはどこへ消えた?

〇密室殺人の定義を覗いてみると…

〇密室ドラマの利用ポイント(内部で起こるドラマ、外部で起こるドラマ、密室のダイナミクス)

〇密室フレームワークのベースは「見立て」にあり

〇密室フレームワークの実例に学ぶ

〇各講紹介(2024年4月より毎月中旬に順次配信予定)

第1回 タイムリミットで高まる小説のボルテージ

第2回 「密室性」の見立てで際立つ人間ドラマ

第3回 すべての小説にどんでん返しを

第4回 偶然と必然の境界線で

第5回 新たな話型を模索する

※構成、視点と人称、人物造形、テーマの深め方などについて、論理的に理解するための【小説新人賞に挑む!全技法徹底分析】(全十二講を配信中)、古今東西の名作の数々を読み解きながら学ぶ【小説新人賞を獲る!超実戦アプローチ】(十二回分を配信中)のほか、実践問題を交えた【エンタメ小説のための文章読本】(全六章)も佐藤講師が担当しています。補完的な内容ですので、ご興味があればあわせてご視聴ください。

▼△「小説新人賞に挑む! 全技法徹底分析(全十二講)」プレイリスト➡https://bit.ly/3GQDlC2

▼△「小説新人賞を獲る! 超実戦アプローチ」(12回公開)プレイリスト➡https://bit.ly/3w1Ia54

▼△「エンタメ小説のための文章読本」講座の紹介動画(YouTube)▼△https://youtu.be/xECz6xtqmh0

【参考書】 

2022年9月刊行の新書も講座のご参考となります。

長らく小説創作講座で講義・実作指導をしてきた経験が活かされた一冊です。

佐藤誠一郎 『あなたの小説にはたくらみがない―超実践的創作講座―』 | 新潮社

(shinchosha.co.jp)

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