新潮社が運営するオンライン教養講座
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概要編集者の醍醐味の最たるものは、「会いたい人に会える」ことと、「お金では決して買えない経験ができる」ということだと思っています。そんな経験のいくつかをご紹介しながら、文芸編集者の仕事についてお話しします。
●講座名 編集者の醍醐味 ――「こんなこと起こるんだ」と思ったいくつかの場面 〈第2回〉すべては「会いたい」から始まった●収録時間 約102分●料金 税別3500円(税込3850円)●販売期間 販売終了日未定
〇内容紹介
●米澤穂信さんとのこと 『さよなら妖精』のゲラを読んだ書店員の話 痛々しい青春小説 「僕の好きそうなものを書いてください」 一番好きな作家のベストな作品集を目指そう 『満願』とその後の大ブレイク
●会いたい人に会う 「さだまさし」 中学生の頃からファン 優れた短編小説のような歌の世界 文庫の復刊を口実に会いに行こう! 「伊達に何十年もファンやってないところをお見せしますよ」 短編「片恋」とその後の展開
●もうひとりの会いたかった人 「尾崎豊」 すでに亡き人ではあったが 創作ノートの資料を入手、本にできないかと思ったがうまく行かず 尾崎豊没後20年で企画の相談が コネも伝手も何もなし ただ、好きだからやりたい ほんとうに好きな気持ちは伝わる
●仕事をする時に心がけていること 楽しそうに仕事する 「奇跡」が起きるのは一所懸命やった時
〇第1回「編集者に無駄なことなんて一つもない」内容紹介
●『重力ピエロ』(伊坂幸太郎)のこと 最初に原稿を読んだ夜 沢山の人に読まれるためには 色々言われたオビ 刊行からしばらく経っての書店周り 書評とランキングと賞の候補
●それから映画化 相沢友子さんのこと ハガキ職人だった たまたま本を送ったら 簡単ではない映像化 エンドロール 人生に無駄は一つもない
●辻邦生さんのこと ベテラン編集者との出会い 返信用ハガキ入りの手紙 突然かかってきた電話 資生堂パーラーにて 忘れがたい一言
〇本講座の参考図書
新井久幸『書きたい人のためのミステリ入門』(新潮新書)
「僕もこの本を読み込んで再入門してみようか、と思います。」綾辻行人氏、推薦!! 書き手目線を知ればミステリはもっと面白くなる!読むと書くとは表裏一体。書き手の視点を知れば、ミステリは飛躍的に面白くなる。長年、新人賞の下読みを担当し、伊坂幸太郎氏、道尾秀介氏、米澤穂信氏らと伴走してきた編集長が、ミステリの〈お約束〉を徹底的に解説。フェアな書き方、アンフェアな書き方とは? 望ましい伏線の張り方は? 複雑な話だから長編向き? 「人間が書けている」とは? なぜ新人賞のハウツーを信じてはいけない? 読むほどにミステリの基礎体力が身につく入門書。
1969(昭和44)年東京都生まれ、千葉県育ち。京都大学法学部卒。在学中、推理小説研究会、通称ミステリ研に所属していた。1993年、新潮社に入社。「新潮45」編集部、出版部を経て、2010年から六年間「小説新潮」編集長を務めた。2022年11月現在、出版部副部長。著書に『書きたい人のためのミステリ入門』(新潮新書)がある。
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