令和にビジネスパーソンが漱石を読む意味とは?120年読み継がれる理由を探る! 阿部公彦(東京大学文学部教授)、聞き手=山内宏泰

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今年は『吾輩は猫である』が発表されてから120年の節目の年。帝国大学を卒業し、イギリス留学を経て、36歳で東京帝国大学に職を得たにもかかわらず、朝日新聞に「ピボット」してライターとなった漱石。進取の精神に富んだ漱石を読み解く鍵は「胃腸」にあった!

漱石と同じくイギリスへの留学経験があり、東大で教鞭をとる阿部公彦氏が語ります。

【講座詳細】
・講座名:令和にビジネスパーソンが漱石を読む意味とは?120年読み継がれる理由を探る!
・講師:阿部公彦(東京大学文学部教授) 聞き手:山内宏泰(ライター)
・収録時間:約65分
・収録日:2025年4月23日/新潮社にて開催されたライブ配信イベントを収録、編集したものです。
・料金:税別1,800円(税込1,980円)
・販売期間 受講した講義のアーカイブ動画は原則として何度でも視聴可能です(学習期間の制限なし)。販売終了日未定(※各講座には公開期間が設定され、順次、配信されます)

『こころ』『夢十夜』『坊ちゃん』……誰もが一作は触れたことがあるであろう夏目漱石。
大人になってから読み返すと、また違った読み方ができるところも大きな魅力といえます。
漱石作品の愛好家も、「子どもの頃に読んだけどあまり覚えていない」という方も、あるいは「実はほとんど読んだことがなくて……」という方も、これを機に、“大人の切り口”から漱石と向き合い直してみてはいかがでしょうか。そこには、ビジネスパーソンにとってのヒントが溢れているはずです。

実はその一つのカギは、漱石を長年苦しめ、作品にも大きな影響を与えた「胃腸の不調」にあるといいます。

多くの現代人が不調を抱える器官ともいわれますが、そこから漱石を読み解くと、また新しい発見が得られるのです。デビュー作であり、発表されて120年の節目を迎えた『吾輩は猫である』から、未完の遺作となった『明暗』まで、「病」をフックに漱石作品を紐解いていきます。

講師を務めるのは、漱石作品に精通し、NHK「100分de名著 夏目漱石スペシャル」などのテレビ番組でもお馴染み、阿部公彦・東京大学文学部教授。「飯田橋文学会」の一員であるライターの山内宏泰氏が聞き手役となり、ウェビナー形式でお届けいたします。

【こんな方におすすめです】
・漱石作品の愛好家
・「子どもの頃に何作か読んだけど、違う視点で漱石作品を読み直してみたい」という方
・「ほとんど読んだことがないけど、これを機に漱石作品に触れてみたい」という方
・教養として最低限の漱石作品はおさえておきたいビジネスパーソン

【講義内容(予定)】
・“病気のデパート”と称される漱石
・世界を“胃腸的”にとらえた漱石の“胃腸文学”
・体調管理よりもメンタルコントロールに追われた漱石
・漱石の“胃腸文学”が現代まで読み継がれる理由
・ビジネスパーソンだからこそ読み返したい漱石作品……ほか

【登壇者プロフィール】
阿部 公彦(あべ まさひこ)
東京大学文学部教授。1966年生まれ。東京大学文学部卒。ケンブリッジ大学で博士号取得。英米文学研究や文学一般の評論などに取り組む。98年に『荒れ野に行く』で早稲田文学新人賞、2013年に『文学を〈凝視する〉』でサントリー学芸賞を受賞。ほか、『小説的思考のススメ』『名作をいじる 「らくがき式」で読む最初の1ページ』など著書多数。近著に『文章は「形」から読む ことばの魔術と出会うために』。NHK「100分de名著 夏目漱石スペシャル」にも出演。 

山内 宏泰(やまうち ひろやす)
愛知県生まれ。出版社勤務ののち、フリーランスライターに。文学、美術、写真、社会、教育、伝記などのテーマを扱う。著書に『上野に行って2時間で学びなおす西洋絵画史』など。作家・文学者の交流の場である「飯田橋文学会」でも活動。

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